

「ゲーミングPCのブラックフライデーはいつから?」「去年のように大きく値引きされるなら待ちたい」と迷っていませんか。
この時期は、多くのBTOショップが大型セールを行います。ただし2026年は、メモリ価格の高騰がBTOパソコンの価格にも広がってから、初めて迎えるブラックフライデーです。
去年と同じ感覚で待つと、期待したほど安くならない可能性もあります。
この記事では、2025年に各社が行ったゲーミングPCセールの日程と値引きの形式をもとに、2026年は待つべきか、今買うべきかを、ゲーム歴25年の筆者が整理しました。
- 2026年のブラックフライデーはいつからか
- 「最大○万円OFF」の本当の中身
- 年末年始・初売りとどちらを狙うべきか
- セール当日に失敗しないための準備

ゲーミングPCはブラックフライデーまで待つべき?
結論
急ぎでなく、11月下旬まで今のPCで過ごせるなら、ゲーミングPCはブラックフライデーまで待つ価値があります。
ただし2026年は、2025年と同じ値引き額を前提にしないこと。いま買える価格と比べて、得になるときだけ買うのが失敗しないコツです。
待つべきかどうかは、「いつから使いたいか」と「欲しいモデルの価格がいま予算内か」で分かれます。
自分に近い状況を、次の早見表で確かめてみてください。
| あなたの状況 | おすすめ | 理由・次の行動 |
|---|---|---|
| 今のPCで遊べる、11月下旬まで待てる | ブラックフライデーまで待つ | 11月上旬に先取りセールを始めるショップもある |
| 欲しいモデルが、いま予算内に収まっている | 今買ってもよい | 待つあいだの値上げや品切れで、値引き分が消えることもある |
| PCが壊れた、遊びたいゲームの発売が近い | 待たずに買う | 10月のAmazonプライム感謝祭など、直近のセールを確認 |
| 予算がまだ足りない、12月以降でもいい | 年末年始・初売りまで視野に入れる | 11月を逃しても大型セールは続く |
※プライム感謝祭は、先行セールが10月13日〜15日、本セールが10月16日〜19日(Amazon、2026年9月24日発表)

そうならないよう、判断の基準を決めておきましょう。
いま買える価格より、セール価格が実質で安いかどうかです。
値引き・ポイント還元・抽選のどれなのかで、実質の得は大きく変わります。
くわしくは「本当に安くなる?」で解説します。

ゲーミングPCのブラックフライデーはいつから?2026年の日程予想
2026年のブラックフライデー当日は、11月27日(金)です。ただ、ゲーミングPCを扱うショップのセールは当日より前に始まり、12月上旬まで続くのが一般的です。
各社の2026年の日程は、10月4日時点でまだ発表されていません。
過去の実績から見ると、本番は11月中旬〜下旬に始まり、12月上旬に終わると予想できます。
2025年は11月中旬〜12月上旬に各社が開催
まずは2025年の実績です。
主なBTOショップの開始日は11月18日〜21日に集まり、終了日は12月1日〜10日でした。

| ショップ | 2025年の期間 |
|---|---|
| ドスパラ | 11月21日〜12月1日 |
| マウスコンピューター | 11月19日〜12月10日 |
| パソコン工房(Web) | 11月18日〜12月2日 |
| TSUKUMO(BTOパソコン) | 11月21日〜12月2日 |
| FRONTIER | 11月20日〜12月5日 |
| Amazon | 先行11月21日〜23日、本番11月24日〜12月1日 |
※各社の公式発表・報道をもとに作成(2026年10月4日確認)。終了日の時刻はショップごとに異なる
2026年を予想するうえで参考になるのが、ドスパラの開始日です。
2024年は11月22日(金)、2025年は11月21日(金)と、2年続けてブラックフライデー当日のちょうど1週間前の金曜日に始まりました。
同じ並びなら、2026年は11月20日(金)が開始の目安になります。
ただし、開始日が毎年同じとは限りません。
マウスコンピューターは2024年が11月13日、2025年が11月19日と、1週間近くずれています。
予想はあくまで目安と考え、公式の発表を待ちましょう。
本番の前に始まる先取りセールもある
待つ人が見落としやすいのが、本番より前に始まる先取りのセールです。
2025年には、次のような例がありました。
ドスパラ
「先取り」キャンペーンを実施。 抽選ではなく、対象PCを購入すると 最大9万円分のポイントが必ず付く形式でした。
パソコン工房
ブラックフライデーセールより前から、 最大10万円分相当を還元する 「冬のボーナス 超 還元フェア」を実施しました。
Amazon
ブラックフライデー本番の3日前から、 プライム会員向けの先行セールを実施しました。

つまり、待つと決めたら11月上旬から各ショップをチェックし始めるのが安心です。
先取りと本番のどちらで買うと得かは、値引きの形式によって変わります。

ゲーミングPCはブラックフライデーで本当に安くなる?
ブラックフライデーでゲーミングPCが安くなるのは事実です。
ただし、どれだけ得になるかは、モデルと値引きの形式によって大きく変わります。
広告で目立つ「最大○万円」は、一部の上位モデルや抽選の当選者に限った数字であることが少なくありません。
値引き額はモデルによって大きく違う
2025年のマウスコンピューターのブラックフライデーから、2つのモデルを比べてみましょう。
| モデル | 通常価格→セール価格 | 値引き額(率) |
|---|---|---|
| G TUNE DG-I5G60(ゲーミング) | 244,800円→179,800円 | 65,000円(約26.6%) |
| DAIV KM-I7G6T(クリエイター向け) | 274,800円→254,800円 | 20,000円(約7.3%) |
※出典:電撃オンライン(2025年11月)。値引き率は筆者が計算
同じショップの同じセールでも、値引き率には3倍以上の差がありました。
また、大きな値引きは高額なモデルに付きやすく、2024年のマウスで最大8万円引きの対象になったのは、Core i9とRTX 4070 SUPERを積んだゲーミングPCや、100万円を超えるクリエイター向けモデルでした。
見るべきなのは「最大」の数字ではなく、自分が欲しい価格帯のモデルがいくら下がっているかです。
「最大○万円OFF」は値引き・ポイント・抽選で中身が違う
「最大○万円」という数字は、誰にでも当てはまるわけではありません。
形式ごとに整理すると、次のようになります。
| 形式 | 「最大」が当てはまる人 | 支払額 |
|---|---|---|
| 値引き・クーポン | 最大額の対象モデルを買う人 | 下がる |
| ポイント還元(全員に付与) | 還元額が大きい高額モデルを買う人 | 下がらない |
| 抽選 | 当選したごく一部の人 | 下がらない |
たとえば、ドスパラの2025年の「最大10万円分ポイント」は抽選でした。
当選者の内訳は、1等(最大10万円分)が10名、2等(最大1万円分)が30名、3等(1,000円分)が960名です。

当選者1,000名のうち96%は1,000円分で、10万円分に届く可能性があるのは10名だけでした。
参加には、ドスパラ会員としてエントリーし、期間中に合計1,000円以上買うことが条件です。

⚠️注意
比べるときは、支払額が実際にいくら下がるかで判断しましょう。ポイント還元は、そのショップで次に使う予定があるときだけ、値引きに近いものとして考えるのが安全です。
2026年は2025年の値引き額を基準にしにくい
2025年のブラックフライデーは、メモリ高騰の影響がBTOパソコンの価格にまだ本格的に出る前でした。
2025年11月25日時点で、BTOのゲーミングPCはメモリによる本格的な値上げがまだ始まっていないとされています。
一方、2026年はPCの値上がりが続いています。
国内で出荷されたPCの1台あたりの平均単価は、2025年7月の約11万5,000円から、2026年7月には約16万8,000円に上がりました。
同じ構成で通常価格が上がっていれば、去年と同じ額を値引きしても、支払額は去年より高くなります。

メモリ高騰の原因や今後の見通しは、こちらの記事でくわしく解説しています。
BTOショップ別のブラックフライデー傾向【2025年実績】
ゲーミングPCを扱うBTOショップのブラックフライデーは、ショップごとにセールの「型」がはっきり分かれます。
2025年の実績を、値引きの中身と特徴で整理しました。
💡補足
BTO(Build to Order)は、注文を受けてから組み立てる受注生産方式のこと。CPUやメモリなどの構成を選んで注文できるのが特徴です。
| ショップ | 2025年の内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドスパラ | 最大10万円OFF+抽選で最大10万円分ポイント | 値引きとポイントの2本立て |
| マウスコンピューター | 最大10万円OFF | 値引きが中心で、支払額を比べやすい |
| パソコン工房 | 対象BTOが最大10万円引き | 購入額に応じた還元フェアも並行して開催 |
| TSUKUMO | G-GEARの対象モデルを特価で販売 | 入荷状況により、期間中でも特価が終わることがある |
| FRONTIER | 台数限定の特価モデル | 売り切れると終わるため、早めの判断が必要 |
| パソコンショップSEVEN | 最大83,000円OFF | 値引きが中心 |
| サイコム | ブラックフライデー名義のセールはなし | 同じ時期に「冬の特大キャンペーン」を開催 |
※各社の公式発表・報道をもとに作成(2026年10月4日確認)。期間は「いつから?」の見出しの表を参照

2025年は、ドスパラ・マウス・パソコン工房の3社が「最大10万円」をそろえました。
前年はマウスが最大8万円、パソコン工房が最大5万円だったので、最大額は1年で上がっています。
一方で、FRONTIERやTSUKUMOのように数に限りがある特価モデルが中心のショップや、サイコムのように別の名前のキャンペーンで対応するショップもあります。
欲しいメーカーが決まっているなら、そのショップの型を知っておくと、待つ価値があるかを判断しやすくなります。


ブラックフライデーと年末年始・初売りはどっちが安い?
ゲーミングPCを買うなら、ブラックフライデーと年末年始のどちらが安いかは、毎年決まっているわけではありません。
ただ、2025年末〜2026年初めは、年末年始のほうが買いにくい年でした。
受注や販売の停止、年明けの値上げが重なったためです。
| 時期 | 2025年末〜2026年初めの実績 | 注意点 |
|---|---|---|
| ブラックフライデー(11月中旬〜12月上旬) | 各社が「最大10万円」などの大型セール | 値引きの形式はショップごとに違う |
| 12月(冬のボーナス・クリスマス) | ドスパラ「冬の大感謝祭」、マウス「冬のボーナスセール」(最大8万円) | 受注が増え、販売停止や納期の遅れが出たショップも |
| 年末年始・初売り(12月下旬〜1月上旬) | ドスパラ「新春初売り」(台数限定)、FRONTIER「年末年始セール」 | マウスは全PCの販売を止め、初売りも見送り |
| 1月以降 | マウスが価格改定を予告 | 同じ構成でも年明けに高くなることがある |
※各社の公式発表・報道をもとに作成(2026年10月4日確認)


マウスコンピューターは2025年12月16日の時点で、一部製品の販売停止と、2026年1月以降の価格改定を予告していました。
その後、12月23日から1月4日まで全PC製品の販売を止めています。
年末年始や初売りは、ブラックフライデーの「次のチャンス」ではあっても、「もっと安くなる時期」とは限りません。
もちろん、初売りでお得なモデルが出る年もあります。
11月に条件に合うモデルがなかったときの、次の候補として考えるのが現実的です。

ブラックフライデーで失敗しないための準備と注意点
ゲーミングPCのブラックフライデーで失敗しないコツは、セールが始まる前に準備を終わらせておくことです。
セール中は台数限定や条件付きの特典が多く、その場で調べながら決めるのは難しいためです。
セールが始まる前にやっておくこと
準備しておきたいのは、次の3つです。
予算の上限を「支払額」で決める
本体価格だけでなく、送料やカスタマイズ代を含めた 「最終的な支払額」で上限を決めておきましょう。
ショップの会員登録をすませる
2025年は、ドスパラの抽選が会員のエントリー制で、 パソコン工房は会員ならBTOパソコンの送料が無料でした。 セール前に会員登録を済ませておくと安心です。
開始の告知を受け取れるようにする
気になるショップの公式サイト・X・メールマガジンをチェックして、 先取りセールや本番セールの開始を見逃さないようにしましょう。
とくに大事なのが、1つ目の予算の上限です。
たとえば予算が20万円なら、送料やメモリの増設代を足しても20万円に収まるかで判断します。
上限が決まっていれば、セール中に「買うか、見送るか」をすぐに決められます。

間に合わないことがあるのが、ブラックフライデーの難しいところです。
会員登録やエントリーに手間どっているうちに、狙っていた特価モデルが終わってしまうこともあります。
セール中に気をつけること
セールが始まったら、注文する前に次の4点を確かめましょう。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 特価がまだ残っているか | 台数限定や入荷状況によって、期間中でも終わることがある |
| 抽選や還元のエントリーをしたか | エントリーを忘れると、購入しても対象外になる場合がある |
| 先取りと本番のどちらで買うか | 特典の形式が違うため、支払額とポイントを合わせて比べる |
| 表示されている納期 | 注文が集中しやすく、届くまでの日数がふだんより長くなることがある |
遊びたいゲームの発売日や連休など、使い始めたい日が決まっているなら、納期が間に合うかもあわせて確認しておきましょう。
準備で決めた上限に収まり、4点に問題がなければ、その場で決めてしまって大丈夫です。
セールが終わったあとに、同じモデルがもっと安くなる可能性もゼロではありません。
ただ、それを気にし始めるときりがないので、最初に決めた金額に収まったかどうかで判断するのがおすすめです。

なお、メモリの枚数やSSDの容量など、パーツ構成の確認ポイントはこちらの記事でまとめています。
よくある質問
2025年はAmazonで、RTX 5060搭載の「TUF Gaming F16 FX608JMR」が約29%オフの16万9,800円に。
パソコン工房もノートPCをセール対象にしていました。
Amazonは構成が決まった完成品で、公式ストアと構成が違うモデルもあります。
直販なら構成を選べて、抽選や会員特典も使えます。
2025年のパソコン工房は、Webが11月18日〜12月2日、店舗が11月22日〜28日と別の日程でした。
サイバーマンデーは感謝祭の翌週の月曜日で、2026年は11月30日です。
2025年は主なBTOショップとAmazonのセールが、どれもサイバーマンデーの12月1日まで続いていました。
※各社の期間は「いつから?」の見出しの表を参照
まとめ:ゲーミングPCのブラックフライデーは予算と時期で判断しよう
ゲーミングPCのブラックフライデーは、予算と時期の2つを先に決めておけば、待つか今買うかで迷わなくなります。
最後に、この記事の要点を振り返りましょう。
この記事のポイント
- 11月下旬まで今のPCで過ごせるなら、 ブラックフライデーまで待つ価値はある
- 2026年の日程は未発表。 本番は11月中旬〜下旬に始まる予想で、先取りは11月上旬からのことも
- 「最大○万円」は一部のモデルや当選者向け。 欲しい構成の支払額で判断する
- 2025年と同じ値引き額は前提にしない
- 年末年始・初売りは、 販売の停止や年明けの値上げに注意
まずは支払額の上限を決め、11月上旬から気になるショップの告知をチェックしておきましょう。
準備さえ整えておけば、ブラックフライデーは焦らずに活用できる大型セールです。











