
メガネかけたままヘッドセットでゲームしてたら、耳が痛くてもう限界…。何かいい方法ないの?
ヘッドホンやヘッドセットで長時間ゲームをしていると、耳が痛くなった経験はありませんか?
実はこの痛み、原因によって対処法がまったく違います。間違った対策をすると改善しないどころか、悪化してしまうことも。
この記事では、痛みの原因を5つに分類し、メガネ・軟骨・頭や首など症状別に具体的な対策をゲーマー目線で解説します。

ゲーム歴25年以上の筆者が、実体験をもとに原因別の対策をまとめました。自分に合った対策がきっと見つかります!
ゲーミングヘッドセットで耳が痛くなる主な原因

ゲーム中に耳が痛くなるんだけど、これって何が原因なの?
ゲーミングヘッドセットで耳が痛くなる原因は、大きく分けて5つあります。
| 原因 | 痛みの出やすい場所 | なりやすい人 |
|---|---|---|
| ① 側圧が強すぎる | こめかみ・耳の外側 | 海外メーカーのヘッドセットを使っている人 |
| ② イヤーパッドが耳に合っていない | 耳全体・耳の上部 | 初めてのヘッドセットを使っている人 |
| ③ メガネのツルが圧迫される | 耳の上〜裏側 | メガネをかけたままプレイする人 |
| ④ イヤーパッドが劣化している | 耳が当たる部分全体 | 1年以上同じヘッドセットを使っている人 |
| ⑤ 長時間プレイ | 圧迫されている場所すべて | 休日にまとめて長時間遊ぶ人 |
自分がどれに当てはまるかを特定するのが、対策への第一歩です。
①側圧(締め付け)が強すぎる
ヘッドセットが左右から頭を挟む力を「側圧」といいます。
ゲーミングヘッドセットは没入感を高めるために側圧が強めに設計されていることが多く、特に海外メーカーの製品は欧米人の骨格基準で作られているため、日本人には締め付けがきつく感じるケースがあります。
②イヤーパッドが耳に合っていない

ヘッドセットには耳の上にパッドを乗せる「オンイヤー型」と、耳全体を覆う「オーバーイヤー型」があります。
オンイヤー型は耳を直接圧迫するため痛みが出やすい傾向があります。ゲーム用途なら基本的にオーバーイヤー型を選ぶのがおすすめです。
③メガネのツル(テンプル)が圧迫される
メガネゲーマーで最も多い原因がこれです。 イヤーパッドがメガネのツルを耳の皮膚に押し付ける形になり、耳の上部や裏側の薄い皮膚に圧力が集中します。
フレームが細かったり硬い素材だと、さらに痛くなりがちです。
④イヤーパッドが劣化している
買った当初はふわふわだったパッドも、使い込むうちにへたって硬くなります。クッション性が落ちると短時間でも痛みが出るようになります。
1年以上同じヘッドセットを使っている方は、パッドの状態を一度チェックしてみてください。
イヤーパッドの劣化は掃除やメンテナンスでもある程度防げます。→ ゲーミングデバイスの掃除方法
⑤長時間プレイで同じ場所を圧迫し続けている
どんなに良いヘッドセットでも、同じ場所を何時間も圧迫すれば痛みは出ます。目安として、1時間に1回はヘッドセットを外して10分程度の休憩を挟むのが理想です。
メガネをかけたままヘッドホンを使うと痛い場合の対策

メガネ勢にとって一番切実な悩みだよね…。今のヘッドセットのままなんとかできる方法ってないのかなぁ?
メガネでヘッドホンが痛い原因は、イヤーパッドがメガネのツル(テンプル)を耳の皮膚に押し付けることです。つまり対策は「ツルにかかる圧力をいかに減らすか」がポイントになります。
対策①|ツルにクッションをつける
メガネのツル部分にテンプルパッド(クッション材)を装着する方法です。
ツルの表面が太くなることで圧力が分散され、皮膚への食い込みが大幅に軽減されます。取り付けもツルに差し込むだけなので簡単です。
手軽に試したい方は、応急処置としてツルにティッシュを薄く巻きつけるだけでも効果があります。
対策②|イヤーパッドを低反発素材に交換する
今のヘッドセットのイヤーパッドが硬い・薄い場合は、低反発ウレタン素材のイヤーパッドに交換するのが効果的です。
低反発素材はメガネのツルの形に合わせてゆっくり沈み込むため、圧力が一点に集中せず面で分散されます。
| 素材 | 痛み軽減 | 通気性 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 低反発ウレタン | ◎ | △ | 夏場は蒸れやすい |
| ベロア(布系) | ○ | ◎ | 圧力分散はウレタンに劣る |
| 合皮レザー | △ | △ | 硬めだと痛みが改善しにくい |
対策③|ヘッドセットの側圧を緩める
新品のヘッドセットは側圧が強く設定されていることが多いです。
使わない時間にティッシュ箱や適度な大きさの箱を挟んでおくと、ヘッドバンドが少しずつ広がり、締め付けが和らぎます。
1日数時間ずつ挟んで、翌日つけてみるを繰り返しながら、ちょうどいい加減を探しましょう。
対策④|ゲーム用メガネに変える
ここまでの対策で改善しない場合は、メガネ側を見直す選択肢もあります。
最近はJINSやZoffから、ツルが極端に短い「ショートテンプル」タイプのゲーミングメガネが販売されています。こめかみの下あたりまでしかツルがないため、そもそもヘッドセットと干渉しない構造です。
ゲーム専用に1本持っておくと、ヘッドセット選びの自由度も大きく広がります。

まずは対策①〜②を試してみて、それでもダメなら③→④→⑤の順で検討するのがおすすめです!
軟骨や耳たぶが痛いときの原因と対処法

メガネは関係ないのに耳の軟骨あたりがジンジン痛い…これって何?
メガネをかけていないのにヘッドホンで軟骨や耳たぶが痛くなる場合は、ヘッドセットと耳の「物理的な相性」に原因があります。
まず、自分の痛みがどのパターンに当てはまるかチェックしてみてください。
| 痛い場所 | 主な原因 | 該当する対処法 |
|---|---|---|
| 耳の上側・軟骨 | 側圧が強く、軟骨が圧迫されている | 対処法① |
| 耳たぶ | イヤーカップが小さく、耳たぶが潰れている | 対処法② |
| 耳の縁(フチ)全体 | イヤーパッドのフチが耳に直接当たっている | 対処法① |
対処法①|装着位置を微調整する
意外と見落としがちですが、装着位置が数ミリずれるだけで痛みが大きく変わります。
ポイントは、耳の穴がイヤーカップの中心に来るように位置を合わせることです。ずれていると、イヤーパッドのフチが軟骨に当たり、そこだけに圧力が集中してしまいます。
ヘッドバンドの左右の長さを均等に調整し、鏡を見ながら位置を合わせてみてください。装着してすぐではなく、10分後に痛みが出ないか確認するのがコツです。
対処法②|イヤーカップのサイズを見直す
耳たぶが潰れて痛い場合は、イヤーカップの内径が自分の耳より小さい可能性が高いです。
今使っているヘッドセットのイヤーカップ内径を定規で測ってみてください。
| 判定 | 状態 | 対応策 |
|---|---|---|
| 問題なし | 耳がすっぽり収まる | 他の原因を確認 |
| やや小さい | 耳たぶだけはみ出す | イヤーパッドを厚めのものに交換 |
| 明らかに小さい | 耳の上下がはみ出す | ヘッドセット自体の買い替えを検討 |

軟骨の痛みは装着位置で改善するケースが多いです。まずは鏡の前で調整してみてください!
頭や首が痛くなる場合に見直すポイント

耳じゃなくて頭とか首が痛くなるんだけど、これもヘッドセットのせい?
ヘッドホンで頭や首が痛くなる場合、原因は耳とは別のところにあります。 放置すると肩こりや頭痛の慢性化につながるため、早めに原因を特定しましょう。
| 痛む場所 | 主な原因 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 頭頂部 | ヘッドバンドの圧力が一点に集中 | ポイント① |
| こめかみ | 側圧による血行不良 | ポイント② |
| 頭の側面 | 音量が大きすぎる | ポイント③ |
| 首・肩 | ヘッドセットの重量+姿勢 | ポイント④ |
ポイント①|ヘッドバンドの位置と圧力を分散させる
頭頂部が痛い場合は、ヘッドバンドの圧力が一点に集中しています。
対策はシンプルで、ヘッドバンドの位置を前後に数センチずらすだけで圧力が分散されます。10〜15分おきに少しだけずらす習慣をつけると、同じ場所が圧迫され続けるのを防げます。
それでも改善しない場合は、後付けのヘッドバンドクッションを装着するのが効果的です。頭頂部との接触面が広がり、圧力が面で分散されます。
ポイント②|側圧を緩めてこめかみの血行を確保する
こめかみの締め付けからくる頭痛は、緊張性頭痛と同じメカニズムです。側圧によって頭部の筋肉が圧迫され、血行が悪くなることで起こります。
ポイント③|音量設定を見直す
頭の側面がズキズキ痛む場合、音量が大きすぎることが原因の可能性があります。
FPSでは足音を聞くために音量を上げがちですが、大音量は内耳に負担をかけ、頭痛やめまいにつながります。音量を上げなくても足音を聞き取るには、ゲーム内のイコライザー設定で中高音域を強調する方が効果的です。
ポイント④|ヘッドセットの重量と姿勢をチェックする
首や肩が痛い場合は、ヘッドセットの重さとプレイ中の姿勢を疑いましょう。
| 重量の目安 | 評価 |
|---|---|
| 200g以下 | 非常に軽い。長時間でも負担が少ない |
| 250g前後 | 軽め。一般的なゲーミング用途に最適 |
| 300g以上 | 標準的。首に負担を感じる人も |
| 400g以上 | 重い。長時間使用で首・肩への負担大 |
今使っているヘッドセットの重量をメーカーサイトで確認してみてください。300gを超えている場合は、長時間プレイで首が痛くなるのは当然とも言えます。
加えて、ゲーム中に前傾姿勢になっていないかも要チェックです。猫背で画面に近づく姿勢は、ヘッドセットの重さが首に集中する原因になります。
頭痛が出る場合は、こちらで詳しく原因と対策をまとめています。
→ PCゲームで頭痛になる原因と対策
耳が痛くならないヘッドセットの選び方

今のヘッドセットじゃどうしても痛いから、買い替えたい。でも何を基準に選べばいいの?
ここまでの対策を試しても改善しない場合は、ヘッドセット自体が自分の頭や耳に合っていない可能性があります。
買い替えるときに必ずチェックすべきポイントを、5つに絞って解説します。
-
重量 300g以下(理想は250g前後)
-
イヤーパッド素材 低反発ウレタン or メモリーフォーム
-
イヤーカップの形状 オーバーイヤー型(耳全体を覆う)
-
ヘッドバンド構造 サスペンション式 or 厚手クッション付き
-
メガネ対応 スリット付き or 深めのイヤーパッド
①重量は300g以下を目安にする
長時間ゲームするなら、重量は最も重要なスペックです。
重いヘッドセットは頭頂部・首・肩への負担が大きく、耳以外の部位にも痛みが広がります。
| 重量帯 | 体感 | 長時間プレイとの相性 |
|---|---|---|
| 200g以下 | つけていることを忘れるレベル | ◎ |
| 250g前後 | 軽くて快適 | ○ |
| 300g前後 | 標準的。人によっては疲れる | △ |
| 400g以上 | 重い。首や肩に負担 | × |
②イヤーパッドは「低反発」か「メモリーフォーム」を選ぶ
イヤーパッドの素材は装着感を大きく左右します。
低反発ウレタン(メモリーフォーム)は耳の形に合わせてゆっくり沈み込むため、圧力が面で分散されて痛みが出にくいのが特徴です。メガネのツルの食い込みにも効果があります。
| 素材 | 痛みにくさ | 通気性 | 遮音性 |
|---|---|---|---|
| 低反発ウレタン | ◎ | △ | ○ |
| ベロア(布系) | ○ | ◎ | △ |
| 合皮レザー | △ | △ | ◎ |
| 冷却ジェル入り | ○ | ○ | ○ |
③イヤーカップは「オーバーイヤー型」一択
H2①でも触れましたが、耳全体をすっぽり覆うオーバーイヤー型がゲーム用途にはベストです。
オンイヤー型は耳を直接押さえつけるため、軟骨や耳たぶへの圧迫が避けられません。
| タイプ | 特徴 | 痛みの出やすさ |
|---|---|---|
| オンイヤー型 | 耳の上にパッドを乗せる | 痛みが出やすい(耳を直接圧迫する) |
| オーバーイヤー型 | 耳全体を覆う | 痛みが出にくい(圧力が分散される) |
さらに、イヤーカップの内径が縦6.5cm×横4cm以上あるかどうかを確認すると失敗しにくいです。自分の耳がすっぽり収まるサイズを選びましょう。
④ヘッドバンドは「サスペンション式」が理想
ヘッドバンドの構造は、頭頂部の痛みに直結します。
サスペンション式(スキーゴーグル式)は、外側のフレームと内側のバンドが分かれており、圧力を広い面で分散してくれます。頭頂部が痛くなりやすい方には特におすすめです。
サスペンション式でなくても、厚手のクッションが付いたヘッドバンドであれば十分効果があります。
⑤メガネユーザーは「パッドの深さ」を必ずチェック
メガネをかける方は、イヤーパッドの深さ(厚み)が特に重要です。
パッドが深ければ深いほど、メガネのツルがパッド内に沈み込む余裕が生まれ、圧迫が軽減されます。一部のモデルにはメガネスリット(ツル用の溝)が設けられたイヤーパッドを採用しているものもあるので、メガネ勢はぜひチェックしてみてください。
長時間プレイで目の疲れを感じている方は、こちらもチェックしてみてください。
→ ゲーマーの疲れ目対策
それでも痛いなら?耳を塞がない代替デバイスという選択肢

色々試したけど、もうヘッドセット自体がつらい…。耳を塞がないでゲームできるデバイスってないの?
ここまでの対策や買い替えでも改善しない場合、そもそもヘッドセットを使わないという選択肢もあります。
最近は耳を圧迫しないゲーム向けデバイスが増えてきました。ただし、それぞれにゲーム用途での弱点もあるため、メリットだけでなくデメリットも正直にお伝えします。
①ゲーミングイヤホン(カナル型)── 最もバランスが良い
ヘッドセットの代わりとして最も現実的な選択肢です。
耳の中にイヤーピースを入れるカナル型なので、側圧もイヤーパッドの圧迫も一切ありません。重量も5〜20g程度と軽く、メガネとの干渉もゼロです。
「イヤホンだと定位が悪いのでは?」と心配する方もいますが、最近はプロゲーマーがイヤホンを使用するケースも増えており、FPSでも十分実用的な定位感が得られます。
ボイスチャットを使う場合は、別途卓上USBマイク(3,000〜6,000円程度)を用意するのが最もシンプルな解決策です。
マイク付きケーブルに対応したモデルを選ぶ方法もあります。
②骨伝導イヤホン── 耳を完全にフリーにしたい人向け
骨伝導イヤホンは、こめかみ部分の骨に振動を伝えて音を届ける仕組みで、耳を一切塞がないのが最大の特徴です。耳への圧迫感がゼロなので、外耳炎などで耳に何も入れられない方にも向いています。
ただし、ゲーム用途では注意点が2つあります。
メガネ勢がヘッドセットの代わりに選ぶ場合は、必ず試着して確認してください。
③ネックスピーカー── RPG・シミュレーション向き
首にかけて使うスピーカーで、パナソニックのSC-GNシリーズなどゲーム向けモデルも登場しています。耳を一切塞がず、肩に乗せるだけなので装着感の快適さは抜群です。
しかし、FPSには正直おすすめできません。
スピーカーの位置が耳より下にあるため、音の定位がどうしても甘くなります。左右の判別はある程度できますが、上下の把握が困難です。また音が外部に出る構造上、ボイスチャット時にマイクがゲーム音を拾ってしまう問題もあります。
RPG・シミュレーション・ストーリー重視のソロゲームであれば、ヘッドセットから解放されつつ臨場感のあるサウンドを楽しめる良い選択肢です。
④オープンイヤー型イヤホン── 2026年注目の新ジャンル

耳を塞がずに耳の近くで音を鳴らす新しいタイプのイヤホンです。SONYの「LinkBuds Open」やBoseの「Ultra Open Earbuds」など、2025〜2026年にかけて製品が急増しています。
骨伝導と違いメガネとの干渉が少なく、軽量で長時間つけていても負担になりません。ただし定位感は通常のカナル型イヤホンに劣るため、FPSよりもカジュアルなゲーム向きです。
| あなたの状況 | おすすめの代替デバイス |
|---|---|
| FPSをメインで遊ぶ | ゲーミングイヤホン(カナル型) |
| RPG・ソロゲームがメイン | ネックスピーカー or オープンイヤー型 |
| 耳に何も入れたくない | 骨伝導 or オープンイヤー型 |
| メガネ+長時間プレイ | ゲーミングイヤホン(カナル型) |

個人的にはゲーミングイヤホンが一番おすすめです。ヘッドセットの痛みから解放されたい方は、まず試してみてください!
まとめ|まずは自分の痛みの原因を特定しよう
ヘッドホンやヘッドセットで耳が痛くなる原因は人によって異なります。この記事で解説した内容を振り返ると、対策の流れは以下のとおりです。

自分の原因がメガネだってわかったから、まずはテンプルパッドとイヤーパッド交換を試してみるよ!

それが一番コスパの良い解決法だよ。快適なゲーム環境を手に入れてね!
大切なのは、いきなり買い替えるのではなく、まず原因を特定してから対策することです。イヤーパッド交換や側圧調整だけで解決するケースも多いので、ぜひ①→②の順番で試してみてください。




コメント